退緑黄化病

診断のポイント

・はじめは、葉にうすい黄色の小斑点(退緑小斑点)やそれらが結合した黄斑症状を生じる。

・症状が進むと、葉脈部分を残して葉全面が黄化し、葉縁が下側に巻く。

・黄化病によく似ており、症状による識別は難しい。

発生生態

・病原ウイルスは、ウリ類退緑黄化ウイルス(CCYV)である。

・本ウイルスは、タバココナジラミによって、媒介される。管理作業による伝染、種子伝染、土壌伝染はしない。

・キュウリ、メロン、ズッキーニ、ニガウリのほか、雑草(クワクサ、オランダミミナグサ)での感染が確認されている。