センノカミキリ

診断のポイント

・成虫は体長20~35mmのカミキリムシで、体色は黒~黒褐色である。幼虫は頭部は濃褐色、胴部は淡黄褐~黄褐色の大型のテッポウ虫である。

・幼虫が茎や根部へ食入する被害が多い。成虫も茎・葉柄・葉を食害するが、収量に影響するほどではない。

発生生態

・年1世代で幼虫で越冬し、春に羽化する。

・成虫は7~8月に地際部に産卵する。孵化幼虫は始め表皮付近を食害するが、しだいに木質部や芯部に移動し、やがて根部に達する。その結果、茎から根まで空洞ができ、葉の黄変や萎凋が起こり、時に枯死する。