軟腐病

診断のポイント

・はじめは、地面に接する葉柄と根頭部がおかされ、葉柄ではその部分が水浸状となる。

・生育のやや後期に発生する場合は、はじめに水浸状の小さな斑点を生じ、次第に広がって、葉片は半透明となる。

・症状が進むと、全体が腐敗軟化し、特殊な悪臭を発する。これらの症状の進展は早い。

発生生態

・病原菌は桿状細菌で、グラム陰性の条件的嫌気性菌である。

・発育適温は32~33°Cで、高温多湿を好む。

・寄主範囲は非常に広く、寄主植物があると急速に繁殖する。また土壌消毒を行っても、菌密度は容易に回復する。