タバココナジラミ

診断のポイント

・排泄物にすす病が発生して、葉や果実が黒く汚れる。

・本虫の寄生密度が高くなると、果実が部分的に熟さず着色が斑状となる異常果が発生する。

発生生態

・成虫は、両翅を背中でわずかに開いてたたむ。成虫は新芽や未展開葉を好み、葉裏に産卵する。幼虫の体色は淡黄色で、体表は平滑、頭胸部は丸く、腹部先端は細い。卵から成虫までの期間は25°Cで23日前後である。

・トマト黄化萎縮ウイルス(TLCV)やトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)を媒介する。

・夏から秋に多発生し、野外では越冬できないが、加温施設内では周年発生する。多くの野菜、花、雑草で増殖する。