ナカジロシタバ

診断のポイント

・1齢幼虫は淡褐色で体長5mm、老熟幼虫は体長40~50mm程度、背面中央に明瞭な黄色背線があり、背線の両側に丸い黒紋がある。

・若齢幼虫はつる先の若い葉を食害し、点々と小孔をあける。1~2齢幼虫はシャクトリムシ状に歩行し、葉裏から食害する。老齢幼虫になると葉脈と葉柄を残して葉全体を食害するようになる。

発生生態

・本州では年3世代発生し、加害を与える第3世代幼虫は8月上旬~9月上旬にかけて発生する。

・成虫は夜間活動し、1雌の産卵数は400~500個で、葉の表裏に1 個ずつ産む。