白さび病

診断のポイント

・初期症状は、葉の表面に、大きさ2~3mmの円形もしくは不定形で、淡緑から淡黄色の病斑を多数生じる。病斑の裏側に、乳白色のやや盛り上がった菌体が認められる。

・後期の症状は、病斑が拡大して黄色になり、葉裏の表皮が破れて、分生子が露出する。

・葉だけでなく、葉柄も発病する。

発生生態

・病原菌は、糸状菌の一種で、鞭毛菌類に属する。高い湿度を好み、平均気温15°C前後で多発する。高温時、低温時、乾燥時の発生はまれである。

・主に梅雨期、秋雨期の露地栽培で発生する。