ミカンキイロアザミウマ

診断のポイント

・葉に寄生し吸汁加害することで、スリップス類特有のシルバリング症状を生じ、密度が高くなると、葉脈間にミカンキイロアザミウマ特有の白い斑点を生ずる。

・夏の成虫は体色が淡黄色だが、低温期には褐色となりヒラズハナアザミウマと区別しにくい。

発生生態

・春から夏にかけて発生が多く、主に屋外で繁殖したものが施設内に侵入すると思われる。施設内では周年発生する。

・卵から成虫までの期間は25°Cで2週間程度、雌成虫の生存期間は1ヶ月半程度でこの間に150~300個産卵する。

・花粉を好み、開花期には花に多く集まる。