角斑落葉病

診断のポイント

・葉が発病する。はじめは淡褐色で不正形の病斑ができ、次第に大きくなって、3~7 mm の多角形で灰褐色の病斑になる。

・1 枚の葉にできる病斑は、普通数個~十数個程度であり、病斑部が古くなると、その表面に小黒粒点ができる。

発生生態

・病原菌は、不完全菌類に属する糸状菌で、主に落葉病斑内の菌糸で越冬する。

・越冬した菌糸が、5 月下旬~6 月上旬には新しい分生胞子を作り、風雨によって葉に運ばれる。

・葉に達した分生胞子は、発芽して気孔から侵入し、30 日位で病斑を作る。