萎凋病
診断のポイント
診断のポイント
・苗床での発病は、立枯症状を示す。下葉が湾曲し、黄化する。
・本圃での発病は、移植後15~60日に多発する。地上部は、下葉が湾曲、黄化し、萎凋する。
・地下の葉鞘側部は腐敗しており、罹病株を縦に裂くと、茎盤部が褐変している。
発生生態
発生生態
・病原菌は、不完全菌類に属する糸状菌である。
・厚膜胞子が土壌中に残り、感染源となる。
・種子にも病原菌が付着しており、種子伝染すると考えられる。
・茎盤に近い死組織(主に枯死した根)で病原菌が増殖して、ネギの内部に侵入する。