赤衣病
診断のポイント
診断のポイント
・主幹、主枝などの樹皮部が、被害を受ける。
・発生初期には、枝の表面に白色の菌糸がはびこり、紅色の菌糸が皮目状に小さく隆起している。
・高温多湿条件の梅雨時期になると、淡紅色の平滑な菌叢が樹皮を覆い、ペンキを塗ったような状態になる。
発生生態
発生生態
・病原菌は糸状菌で、担子菌類に属する。
・多犯性の病害である。果樹では、カンキツ、ビワ、イチジク、カリンなどに感染する。
・被害樹皮上に菌叢が密着する。その表面に形成された胞子により、空気感染する。
・沼田、渋川地域以南で発生が多く、標高の高い所では少ない。