黒腐菌核病

診断のポイント

・被害株の地際に、かさぶた状の黒い菌核を形成する。

・下葉から黄化して、生育不良となる。上葉へ黄化が進み、さらに枯葉を生じて、株全体が枯死する。

・根腐れ、地下部の腐敗により、罹病苗は簡単に引き抜ける。

発生生態

・病原菌は、糸状菌の一種で、不完全菌類に属する。ネギの他に、タマネギ、ラッキョウ、ニラなどにも寄生する。

・一般の圃場では11月~12月中旬、3~4月に雨が多いと多発する。

・被害株が伝染源になる。