もみ枯細菌病

診断のポイント

・育苗時に発生する苗腐敗症と本田で籾に発生する籾枯症の2つがある。

・苗腐敗症は、出芽後間もなく苗の一部が坪状に萎凋し、生育が著しく不良になる。

・個々の籾は幼芽が褐変し、重度のものは腐敗しており、容易に引き抜くことができる。

・籾枯症は軽度の場合は穂の中に白色、淡黄色籾が散在する程度である。

・重症になると穂の籾全体が褐色になる。

・しいなや不完全粒が多くなり、減収する。

発生生態

・種子伝染する細菌病である。

・出芽時に高温(32°C以上)になると発生しやすい。