アワノメイガ

診断のポイント

・幼虫が葉と茎の付け根付近から茎に入り、内部の随を食害して食害屑や糞を食入孔から排出する。被害が著しい株は、風などで倒伏する。

・雄穂は、出穂直前に食入されると開花しなくなったり、出穂後に食入されると白く枯れ、途中から折れたりする。

・子実内に潜って食害し、食害部周辺は虫糞などで汚れる。外部に虫糞を出さないが、被害部分の皮が変色する。

発生生態

・6~10月に数回発生し、幼虫で越冬する。

・夏季が高温少雨だと多発する。

・トウモロコシのほかソルガム、アワ、キビ、ショウガなどを食害する。