アブラムシ類

診断のポイント

・モモアカアブラムシ、ダイコンアブラムシが、主として寄生する。

・新芽や新葉が縮葉になる。症状が見られなくても、葉裏などに隠れていることがある。

・ウイルス病を媒介し、発病すると葉に濃淡の斑紋を生じたり、縮れたりする。

発生生態

・モモアカアブラムシの有翅虫は黒色で、無翅虫は緑色もしくは赤色である。周年発生するが、夏の高温期は少なく、春と秋の発生が多い。多くの農作物や雑草に寄生し、アブラナ科野菜、ナス科野菜、ホウレンソウでの発生が多い。

・ダイコンアブラムシの無翅虫は、黄緑色であるが、白い粉状の分泌物を出すので白っぽく見える。発生は4~6月に多い。アブラナ科野菜に寄生し、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーでの発生が多い。