すす点病

診断のポイント

・果皮に、針頭大の隆起した黒点を生じる。黒点は拡大することなく、通常数十個単位で群生する。

・病原菌は、果皮の表面に寄生し、果肉までは到達しない。

発生生態

・病原菌は糸状菌で、不完全菌類に属する。

・リンゴ、野生の樹木類に寄生し、その枝上に形成された分生子が、降雨によって伝染する。

・伝染後、1~2 か月の潜伏期間がある。