葉枯病

診断のポイント

・小葉のみを侵す。油浸状の葉脈に仕切られた病斑を形成し、のちに暗緑色~黒褐色に変色する。病斑の周囲に黄色帯を生じることがある。

・激しい場合には、小葉は黄化し、葉肉部の腐敗・脱落により、葉柄と小葉柄を残すだけとなる。

・罹病部に悪臭はないが、腐敗病を併発しやすい。

発生生態

・地表面の罹病残渣が翌年の伝染源となる。

・開葉初期および 8~9 月にかけて夜温がやや低く、降雨の多い条件で発生が多くなる。

・窒素過・不足の条件で発生は助長される。