萎縮病

診断のポイント

・本病の病徴には萎縮型と心止まり型の2つの型がある。

・萎縮型は春から発生し、株全体が萎縮し、新葉は黄緑色となり、小葉化 する。茎はそう生し、茎の太さは健全株の3分の1以下となる。

・心止まり型は初夏から発生し、生育の途中で心が止まり、頂葉が黄化し、やや萎縮して軽く巻き上がる。

・両型とも発病株の下葉が鮮やかな赤紫色になるのが特徴である。

発生生態

・本病はファイトプラズマによって発病し、キマダラヒロヨコバイによって媒介される。

・接種により、フキ・アスター・コスモス・レタス・シュンギク・トマト・ ジャガイモ・アカクローバーでの感染発病が確認されている。