マメハモグリバエ

診断のポイント

・成虫は体長2mm程で、胸部と腹部の背面は黒、その他の大部分は黄色である。

・幼虫は濃黄色で、葉に潜って食害し、くねくねとした線状の食害痕が現れる。成虫による摂食痕や産卵痕は葉表に白い斑点となって残る。果実には寄生しない。

発生生態

・卵は表皮直下に1粒ずつ産卵され、3~4日でふ化し、幼虫は葉に潜ったまま葉肉を食害する。幼虫はふ化後4~5日で老熟幼虫となり葉から脱出、地上に落下して蛹になる。蛹は長さ約2mm、褐色の俵状で、10日前後で羽化する。

・寄生範囲は極めて広い。

・施設栽培では、年中発生を繰り返す。