ハスモンヨトウ

診断のポイント

・ふ化幼虫は、葉裏から表皮を残して、集団で食害する。食害痕はかすり状となり、褐変する。中齢以降の被害は、ヨトウガ幼虫の被害と似ており、葉脈や葉芯を残して暴食するため、作物が丸坊主になることがある。

・幼齢幼虫は淡緑色である。3齢位から、頭部のやや後方に二つの黒紋が見られる。

発生生態

・暖地性の害虫であり、野外での発生は、年間5~6世代を繰り返す。

・アブラナ科野菜の他に、サトイモやカンショを好んで食害する。

・年により異常に大発生し、次々と作物を食い荒らして、他の作物に移動することがある。