シロオビノメイガ

診断のポイント

・幼虫は葉裏に寄生し、表皮だけを薄く残して葉肉を食害する。

・成長すると、糸を吐いて2~3枚の葉をつづり合わせた内部に生息して食害する。

・多発すると食い荒らされて、葉はしだいに穴があき、最後には葉柄のみが残る。

・老熟幼虫は体長約15mm、頭部は淡い黄褐色で褐色斑点が散らばり、胴部は淡い緑色で表皮が透けて見える。

・成虫は開張20~24mm、翅は茶褐色で前翅の中央部に白い帯状の斑紋があり、前縁部にも斑紋がある。

発生生態

・産卵から成虫までの発育期間は、25°Cで約24日間である。

・年間5~7世代発生し、成虫は11月頃まで見られる。

・春の発生はほとんど見られない。成虫は一般には7月頃から発生し、発生が多くなるのは、8月以降で9、10月に急増する。

・秋季の気温が高く、雨が少ないと発生が多くなる傾向がある。

・雨よけ栽培では多発しやすい。