根こぶ病

診断のポイント

・生育中の地上部にしおれを生じ、根を抜いてみると、こぶを着生している。

・キャベツでは、こぶが腐敗し脱落してしまうのが早いため、こぶの付着がみられないことがある。

・この場合も、極めて支根が少なく、根こぶ病特有の悪臭を放つ。

発生生態

・病原菌は、変形菌類に属し、純寄生菌で、土壌中に数年間生存して土壌伝染する。

・伝染源は被害根とともに土壌中に残った休眠胞子である。

・病原菌は多くのアブラナ科植物を侵す。

・土壌水分が多く、土壌pH6.0以下の酸性土壌で発生しやすい。

・長日条件下で、発生が多い。