アオムシ

診断のポイント

・モンシロチョウ、スジグロシロチョウなどの幼虫が、アブラナ科野菜を食害する。

・ふ化幼虫は、葉肉を食害するが、終齢幼虫の頃には、葉脈を残して葉全体を食害する。

・結球内には、ほとんど食入しない。

発生生態

・第1回成虫は、3月頃に現れ、その後3~5回世代を繰り返す。越冬態は蛹である。

・卵は1個ずつ産下される。とっくりのような形で、高さは約1mm、はじめ黄白色で、ふ化前には橙黄色になる。

・ふ化幼虫の体長は約2mmで、老熟すると約30mmになる。緑色で、短い毛が体表に密生する。