コナガ

診断のポイント

・葉裏から葉肉を食害し、表皮を残す。不規則に小さく食害するため、多数の穴があく。

・食害葉を叩くと、体長7~8 mmで小さな緑色の幼虫が、葉裏から糸を引いて落下する。幼虫は、刺激を与えると激しく動く。

・葉裏に、長さ1cm程度の薄い繭がある。その中に、淡緑色もしくは淡褐色の蛹が入っている。

・黒い粉のような小さい糞がある。

発生生態

・年間10回程度発生を繰り返す。施設内では周年発生する。高冷山間地域では、夏期に発生が多い。

・幼虫は、終齢で体長約10mmになる。体色は、黄緑色のものが多いが、緑色、赤褐色などもある。

・蛹は、体長6~7mmである。網目状の繭の中におり、主に被害葉の葉裏に見られる。