ミナミキイロアザミウマ

診断のポイント

・果梗、へた、果皮にかすり状の傷が発生し、ひどい場合はケロイド状となる。

・果皮の傷は、がくの方から先端に向かって縦状となることが多い。

・葉での症状は、はじめ葉の主脈に沿ってかすり状の白い傷を生じる。発生が多くなると、葉裏の組織が破壊され褐変する。

発生生態

・野外では高温乾燥時に発生が多いが、施設内では冬期も増殖する。

・寒さに弱く野外での越冬は困難で、施設内で越冬する。

・卵から成虫になる期間は25°Cで約15日、成虫の生存は約30日、産卵数は約100個である。

・2齢幼虫で地表に落下して土中や落葉の下で蛹となる。