ミナミキイロアザミウマ

診断のポイント

・初期は吸汁により葉脈沿いにカスリ状の白い斑点を生じ、寄生が多くなると生長点付近の葉が縮れ、伸長が停止し葉が枯死・落葉する。

・葉裏の被害部は、光を反射して銀色に光るようになる。

・食害を受けた幼果は縦長の食害痕が生じたり、曲がり果となる。

発生生態

・成虫は、体長0.8~1.3mm、細長い淡黄色の虫で、翅上の毛が黒色である。

・幼虫は、淡黄色で翅がない。

・高温を好み、ハウス栽培では、一年中発生を続ける。20~25°Cで、卵から成虫までの生育期間は約15日である。

・体が小さく早期の発見が難しいため、葉脈沿いの食害痕を手がかりに発生状況を把握する。