ハマキムシ類
診断のポイント
診断のポイント
・発生が多いのはリンゴコカクモンハマキ、ミダレカクモンハマキで、幼虫が加害する。
・春期は、新梢先端の葉巻き症状や頂芽への食入が多く、果実は幼果期から食害する。表面をかじるような食害で、内部には進入しない。
発生生態
発生生態
・リンゴコカクモンハマキは、幼虫が粗皮下、切り口、枯葉などで越冬する。年 3 回発生し、ふ化幼虫が葉、新梢、果実を加害する。
・ミダレカクモンハマキは、年 1 回の発生で、樹皮下に卵塊で越冬する。展葉期頃にふ化した幼虫は、好んで花そうを食害し、後に葉、果実も加害する。蛹化するのは 6 月で、6 月下旬~7 月上旬には成虫となり、枝幹に産卵する。