根腐萎凋病

診断のポイント

・はじめ生長点付近の茎葉が日中だけしおれ、後に下葉から黄化し、最終的には株全体が黄褐変して枯死する。

・根部が褐変して激しく腐敗する。

・発病株の根や茎を切断してみると維管束が黒褐変している。ただし、茎の維管束の褐変は、地際から10~20cm位までで株上部に達しない。

発生生態

・基本的に土壌伝染であるが種子伝染もする。

・発病適温は10~20°Cと低く、低温期に発生が多い。

・分生子の飛散により空気伝染し、果実の柱頭部から侵入して果実腐敗症を引き起こす。