ネグサレセンチュウ

診断のポイント

・根の皮層を加害する。初期には、根に紡錘形の褐斑を生じる。のちに拡大して、根が腐敗、脱落する。

・地上部の生育は、慢性的に不良となる。

・葉の周辺が褐変し、株がすくむ。

・被害株は、春先に萎凋、枯死が多くなる。

発生生態

・キタネグサレセンチュウ、クルミネグサレセンチュウ、ノコギリネグサレセンチュウが寄生し、クルミネグサレセンチュウの被害が大きい。

・成虫、幼虫ともに活動的で、一箇所に定着することはない。作物が植えられると、根に侵入し、細胞内容物を摂取する。

・一世代は、30~60日を要する。成虫、幼虫は、根と土壌の間を自由に出入りする。