ミカンキイロアザミウマ

診断のポイント

・体長が約 1 mm の小さな細長い害虫で、花の中に潜り込んで加害するため、見つけにくい。

・花弁に傷をつけて吸汁する。加害された部分は褐色に変わり、ひどい場合は、花弁がうまく開かずに、蕾のままで腐ってしまう。

・新葉の場合は、湾曲したり萎縮したりする。

発生生態

・高温期の 5~6月、9~10月に、被害が多い。

・乾燥を好み、施設内や露地で雨の少ない年には、被害が大きい。

・花粉を好み、花に集まる。ナス科、キク科、マメ科、バラ科などの作物や雑草に寄生する。