トマトサビダニ

診断のポイント

・葉の周縁部が褐色になり、裏側へやや反り返る。葉裏は光沢を持ち銀白色に光る。多発すると、葉が株元から徐々に枯れ上がる。茎にも多数の虫が寄生し、被害部は褐色になる。

・果実表面は硬化し、多数の細かい亀裂が生じる。

発生生態

・高温乾燥を好み、主に施設内で発生する。

・トマト、ジャガイモ、ナス、タバコ、ペチュニアなどのナス科植物に寄生する。多発すると、植物体の上端部に群がる性質がある。

・体長約0.2mm、黄褐色ないし赤褐色で、くさび形をしている。一世代は25°Cで6~7日、20°Cで10~14日と非常に短い。

・苗などの移動の他、作業者の衣服に付着して容易に分散する。