カイガラムシ類

診断のポイント

・雌成虫の介殻は、本来白色であるが、寄主の表皮組織を表面につけているので、淡褐色に見える。

・集団で寄生するため、被害樹は著しく衰弱して、枝枯れをおこすことがある。寄生部に、こうやく病が発生することもある。

発生生態

・関東以西では、通常年 3 回の発生で、受胎した雌成虫が越冬する。

・ふ化幼虫は、5 月上中旬、7 月上中旬に現れる。ふ化直後は、自由に移動して定着場所を求め、直射日光を避けて枝の下面や北面に寄生する。

・2~3 年生の枝に、最も多く寄生する。

ウメシロカイガラムシ

タマカタカイガラムシ