モザイク病

診断のポイント

・葉に、縦じまや隆起したモザイク状斑紋を生じる。

・発病株は、やや生育不良となり、葉の黄化、落葉が早くて、イモの肥大が劣る。株全体が萎縮するようなことはない。

・病徴は、萌芽して間もなく生じるが、高温時にはやや不明瞭になることが多い。

発生生態

・ウイルスによる病害である。

・種イモ伝染する。モモアカアブラムシ、ワタアブラムシも非永続的に伝搬する。

・これらのアブラムシは、ヤマトイモの葉上では繁殖しない。有翅虫が口針を挿入することによって、ウイルスの感染が起こる。