炭疽病

診断のポイント

・主に茎と莢に発生するが、まれに葉にも発生する。

・莢では、はじめ赤褐色で不整形の斑点を生じる。病斑は拡大して莢全体に広がると灰白色となり枯死する。病斑部には小黒粒点を多数生じる。

・茎や葉でも赤褐色の病斑ができ、病斑部に小黒粒点を多数生じる。

・幼苗期に子葉つけ根や地際部の胚軸が侵されると立枯れ症状を起こす。

発生生態

・病原菌は、糸状菌の一種である。

・病原菌は、被害残さでほ場に残り、風雨で被害残さ状にできた胞子が飛散して伝染する。

・罹病種子により種子伝染する。

・7~8月頃から発生し、収穫期に降雨が続くと発生が多くなる。