イラガ類

診断のポイント

・幼虫が、表皮を残して葉裏の葉肉を食害し、葉は白いスカシ状となる。

・成長すると、葉の主脈や葉柄を残して食害する。

・とげが多くあり、行動が鈍くて、ずんぐりした幼虫が、被害葉の裏側におり、これに触れると、激しい痛みとかゆみが残る。

発生生態

・枝のまたなどについている楕円形で硬いまゆの中で、幼虫が越冬する。5月頃に蛹となって、5 月下旬~6 月上旬に羽化する。

・成虫は、交尾後葉裏の先端に 1 個ずつ産卵する。卵は 6 月上旬頃からふ化して、ふ化幼虫が葉を食害する。