ナシヒメシンクイ
診断のポイント
診断のポイント
・第 1 世代幼虫の被害は、モモの新梢に多く、芯枯れとなる。
・第 2 世代以降に加害する果実の被害は、無袋栽培では、果頂部から食入することが多い。
・幼虫は、背面に赤味のある橙黄色で、老熟すると 10 mm 内外となる。
発生生態
発生生態
・老熟幼虫が、枝幹の割れ目などで繭を作り越冬する。
・年 4~5 回発生し、気温の高い時は、1 か月以内で一世代を終える。
・第 1 回成虫の発生は、4 月下旬~5 月上旬で、モモなどの葉裏に産卵し、ふ化幼虫はモモの新梢を食害する。第 2 世代以降の幼虫がナシの果実を加害する。