苗立枯病
診断のポイント
診断のポイント
・2種(リゾクトニア菌とピシウム菌)の糸状菌によって発芽不良や発芽後などに立枯れ(苗立枯れ症状)を起こす。
・リゾクトニア菌による苗立枯れ症状は、地際部の茎が褐色になってくびれ、のちに倒伏して枯れる。
・ピシウム菌による苗立枯れ症状は、はじめ地際部の茎が暗緑色の水浸状になり、のちに軟化腐敗し、倒伏して枯れる。
発生生態
発生生態
・リゾクトニア菌、ピシウム菌とも土壌伝染する。
・リゾクトニア菌は、被害残さや菌核でほ場に残り、伝染源となる。
・ピシウム菌は、被害残さや卵胞子でほ場に残り、伝染源となる。
・一般的に、リゾクトニア菌はやや乾燥条件で、ピシウム菌は多湿条件で発病しやすい。