環紋葉枯病

診断のポイント

・収穫後の 7~8 月に、症状が葉に現れる。

・病斑は、はじめ暗緑色である。さらに、灰から灰褐色で同心形の明らかな病斑となり、健全部との境界は、黒紫から黒褐色に縁どられる。

・被害を受けると、短期間で一斉に落葉する。

発生生態

・病原菌は糸状菌で、子のう菌類に属する。

・菌糸の伸長、胞子形成などの適温が 20°C前後で、比較的好低温性である。

・宿主範囲が著しく狭く、自然発生するのはウメとアンズのみである。

・夏期の低温と長雨で、突発的に発生する。