アブラムシ類

診断のポイント

・サトイモに寄生するのは主にワタアブラムシである。

・葉裏や未展開の新葉の表面に、体長1mm程度で黄色~暗緑色のアブラムシが集団で寄生する。

・発生が多いと葉裏全体を覆って葉の生育が抑えられ、下葉にすす病の発生が見られる。

・ワタアブラムシはモザイク病の原因となるウィルスの媒介をする。

発生生態

・5月中旬から7月中旬にかけて盛んに有翅虫の飛来がみられる。

・寄生し始めるのは6月上旬で、7月には寄生株が急増し、8月に株当たりの寄生虫数が最大になり9月中旬以降急速に減少する。