アオムシ

診断のポイント

・幼齢時は、葉肉を浅く食害し、表皮を残す。

・成長すると、太い葉脈を残して食べ尽くす。

・食害葉に、白く光る粘液を残す。葉柄やその下位葉に、緑色のベタベタした大きい糞が見られる。

・食害する位置は不規則である。

・ヨトウムシと違って、幼虫は必ず葉表か葉裏に生息する。

発生生態

・モンシロチョウの幼虫である。

・体長は約2cm、黄緑色をしている。

・葉裏に、大きさ1mm程度で黄色の卵を産む。ふ化直後の幼虫は、葉裏で食害し、成長すると、葉表で食害する。蛹化は葉裏で行う。

・春から初夏、秋に多く発生する。