ハダニ類

診断のポイント

・黄から黄緑色で黒斑を有するナミハダニ、赤色のニセナミハダニ、カンザワハダニが寄生する。

・はじめ、葉に細かくてかすり状の小班点が見られるようになり、次第に拡大して、全体が褐色を帯び、艶を失ってしまう。

・さらに進むと、葉上にクモの糸を張りめぐらしたようになり、落葉が激しくなる。

発生生態

・卵は、好適条件下では 4~5 日でふ化し、幼虫になる。8~10 日で一世代を繰り返す。

・温室内では、繁殖抑制の一要因である風や雨の影響もなく、高温、乾燥という好条件のため、極めてひどい被害となる。