黒点病

診断のポイント

・果実表面に、緑色の小斑点が現れ、次第に 2~3 mm の黒緑から濃緑色斑点となる。時には、1 cm 程の大型病斑になることもある。

・主として、果実のていあ部に発生するが、果実全体に及ぶこともある。

発生生態

・病原菌は糸状菌で、子のう菌類に属する。・被害落葉で越冬する。感染期間は長く、落花 10 日後頃から 7 月末まで続く。果実での病斑は、潜伏期間が長いため、7 月上旬(主として 8 月下旬~9 月上旬)以降にはっきりする。

・「紅玉」で発生が多く、「あかぎ」「新世界」でも発生する。比較的冷涼な年や、高標高地帯での発生が多い。