黒斑病

診断のポイント

・はじめは、葉の表面に直径2~3mmで褐色の円形病斑を生ずる。さらに直径10mm程度に拡大し、同心円状の輪紋を作る。病斑の周縁ははっきりとしており、その周囲は油浸状となる。

・古い葉に発生しやすい。

・多発すると、全体の生育が衰える。収穫間際の上位葉に発生すると、商品価値が低下する。

発生生態

・病原菌は、糸状菌一種で、不完全菌類に属し、生育適温は23°C、最低2°C、最高30°Cである。

・発病した葉上で菌糸、分生胞子で生存し、空気伝染する。

・早播き栽培で多発しやすく、生育後期の肥料切れで、著しくまん延する。