ヨトウムシ

診断のポイント

・ふ化幼虫は淡緑色、ほぼ透明で、葉裏に群がり、葉の表皮を残して、葉肉をかすり状に食害する。2齢幼虫まで、葉肉のみ食害する。

・3齢以降は、表皮も残さず、網目状に不規則な穴をあけ、成長とともに暴食する。

・5齢まで葉上で生活を続けるが、6齢になると、昼間は地際の土壌中や結球内に潜入して隠れ棲み、夜間現れて食害する。

発生生態

・幼虫は、甚だしく雑食性で、アブラナ科野菜、ジャガイモ、エンドウなどを加害する。

・卵は、必ず葉裏に産み付けられ、1週間内外でふ化する。終齢幼虫は、土繭を作って蛹化し、蛹で越冬する。