コスカシバ

診断のポイント

・幼虫が、枝幹の樹皮下に食入し、形成層を食害する。

・樹体は衰弱し、時には加害部から木材腐朽菌が侵入して、枯死に至ることがある。

・オウトウの他にモモ、アンズ、スモモ、サクラ、ウメなども加害する。

発生生態

・年に 1 回発生する。

・羽化期は、5~10 月と長期にわたる。

・幼虫が越冬する。越冬時の齢期は様々で、体重 1 mg 内外の若齢から、 200 mg 以上の老齢まである。前者は翌年の 9 月頃、後者は 6 月頃に成虫となる。