コナガ

診断のポイント

・葉裏から、円形または不規則に、葉肉だけ小さく食害するため、表皮のみが透けて残る。

・大発生すると、葉芯、葉脈のみを残して加害し、幼苗では枯死する。この場合、葉にクモの巣が張ったように、透けて見える。

・収穫時に結球した内部に幼虫が入ったものは、商品価値を落とす。

発生生態

・アブラナ科野菜を加害する。

・寒冷地など、冬期にアブラナ科野菜のない地域では、イヌガラシ、ナズナなどにも寄生し、枯葉の裏で蛹となって、越冬する。

・耐寒性は強く、冬期でも暖かい日には、摂食活動を行う。