センチュウ類

診断のポイント

・ネグサレセンチュウ類、ネコブセンチュウ類など数種類が加害する。

・キタネグサレセンチュウは根に侵入・寄生し、黒褐色に変色した病斑を形成する。

・甚だしい場合は、腐敗して細根が脱落し、主根にも黒変大病斑が現れ、くびれ、寸づまり、岐根などの症状を呈する。

・地上部も生育不良となり、ほ場では坪枯れ状の生育の落ち込みが見られる。

発生生態

・は種後の発根と同時に根に侵入、加害を始め、土壌中の密度は、夏季高温時に一時的に低下するものの、秋には再び上昇する。

・一作期に数世代をくり返し、ゴボウの主根の生育に伴い数十cmの深さに及ぶ。