モザイク病

診断のポイント

・葉に、緑色濃淡のモザイク、あるいは黄色条斑や褐色条斑を生じる。病徴は生育初期に顕著で、後期には不明瞭になる場合が多い。

・病原は、5 種のウイルスである。これらのうち、主としてチューリップモザイクウイルス(TBV)、キュウリモザイクウイルス(CMV)、ユリ 潜在ウイルス(LSV)が関与し、重複感染が多い。

・症状には、モザイク、黄化、ねじれ、カールなどがある。症状と関与するウイルス種との関係は判然としない。

発生生態

・TBV、CMV、LSV は、アブラムシにより非永続伝搬され、接触伝染する。