イネツトムシ

診断のポイント

・幼虫は成熟すると 35~40mm になる。頭部は平たく褐色で、胴は淡緑色である。

・蛹はツトの中にいて、体長 20mm 位の淡紫色をしており、体の表面は白い粉状のもので覆われる。

発生生態

・関東では1年に3回発生し、第2世代幼虫による被害が問題となる。

・幼虫は中齢以降になると葉をつづり合わせてツトを作る。昼間はツトの中に潜んでおり、夜間に葉を食害する。

・越冬はイネ科雑草やイネの切り株、タケ類などに幼虫態で行う。