ネギアザミウマ
診断のポイント
診断のポイント
・夏季に発生し、加害が集中する。被害が多くなると、葉全体が汚くなる。
・葉の表層を加害し、食害痕は数個固まり連続している場合が多いため、かすり状の被害痕を生じる。
発生生態
発生生態
・主に成虫が、ネギ類の根際や草むらに潜んで越冬する。
・年に10回以上世代を繰り返し、夏季には2~3週間で一世代を終わる。
・成虫は、体長1mm前後で、体色は淡黄から淡褐色である。幼虫の体色は黄色であり、羽はない。
・夏期に高温乾燥が続くと、多発する。
・本虫は、IYSV(アイリスイエロースポットウイルス)を媒介し、退緑斑やえそ条斑症状を引き起こす。