ホウレンソウケナガコナダニ

診断のポイント

・土壌中で増殖し、芯葉部分に寄生し加害する。寄生は4葉期以降に多くなる。

・加害された葉は、展開するに従い小さな穴やコブ状の小突起を生じ、光沢を帯びて縮葉し奇形となる。

・加害が激しい株は、葉が縮れたようになって褐変し、芯止まりとなり生育が抑制される。

・成虫は体長0.3~0.7mmで、体色は乳白色、半透明である。

発生生態

・気温20°C以下で産卵数が増加し、多湿条件になると土壌中で増殖する。

・夏期の高温乾燥時は、発生が抑制される。

・春、秋~冬の施設栽培で発生が多く、露地栽培での発生は少ない。